■ 気をつけないと怖い結露
こんなところにも結露!?
内外の温度差が原因の結露は、ガラス窓のほかに、押入れや壁の内側でも起きています。特に壁の内側は、石膏ボードや断熱材を透過した水蒸気が冷えて結露に。その水分をグラスウールなどの断熱材が吸収して濡れ雑巾のようになり、断熱性能が著しく低下してしまいます。見えない結露で、家の性能が損なわれているのです。
住まいの寿命も、健康にも影響が。
しかも水分が断熱材から柱や土台に染み込んで腐らせてしまいます。またシロアリの温床にもなってしまい、家の寿命を縮めてしまうことにも。結露によって湿度が高くなった住まいは、湿気を好むダニやカビが繁殖しやすい環境になっています。カビやダニは家の美観を損ねるだけでなく、ぜんそくやアトピーなどの原因にもなり、知らないうちに健康にも影響を与えているのです。
第1段階
こんな症状が結露です
窓やカーテンがびっしょり
押入のジメジメ
汚いシミ

第2段階
放っておくとこうなります
カビが発生
カビを食べるダニが発生

第3段階
こうなっては大変です
家の美観を損ねる
健康に悪い環境になる

■『断熱性を高めることが結露防止の第一条件!!』
■結露を抑えるには、熱を逃がさない。
熱が逃げるところは、外気の影響を受けやすいところ。つまり結露が起こりやすいところです。(左グラフ参照)開口部や外壁を断熱化することが、結露防止につながるのです。
■『結露を抑える方法ってなにかあるの?』
■開口部結露対策
温度が冷たい部分を断熱して温度差を無くす!!
まずは冷たい外気の影響を受けやすい開口部の結露を防ぐことが、快適な生活への第一歩。
『断熱サッシ』
熱を伝えにくい複層ガラスと断熱性樹脂が外の冷気を室内に伝えにくくなります。
『高断熱複層ガラス』
2枚のガラスの間に0.2ミリの真空層を持った画期的な高断熱層ガラス。全体でも6ミリの薄さで高性能が自慢です。
断熱ガラスで特殊ガスを封入したり真空層を形成して、断熱!
■壁結露対策
既存の下地(外壁)を活かして断熱性をアップ
結露が進むと、内部が腐ってしまうことも。既存の下地を活かして施工できます。
『外壁材サイディング』
◆金属サイディング
耐久性に優れた表面材と、断熱性■防火性に優れた裏打材によって形成された乾式工法用の外壁材です。金属板と発泡断熱材の組み合わせで軽くて丈夫です。
◆アルミサイディング
金属サイディングと同じ形成法で、塗装仕上げの必要がありません。錆びにくいアルミ材を使用しています。
◆窯業系サイディング
最もよく使われている商品です。塗装法でも性能を上げることができます。厚さも12ミリから24ミリ以上まであり、デザインも実に多彩です。高級感のある仕上がりを実現します。
『外断熱超軽量レンガ』
水に浮くほど軽いので、建物の負担を軽減できます。
またベースが発泡しているので断熱性に優れています。水分をほとんど吸収しないために寒冷地でも大丈夫です。自然な温もりのあるレンガの風合いを持っています。
『断熱塗料』
従来の外壁塗料より断熱性が高く冷暖房費を節約できます。
断熱対策で我が家は、省エネでお部屋もポッカポカ!
お手軽対策
■『結露防止シート』
窓全体に貼り付けて結露の発生を抑え、水滴を垂れにくくします。また、空気の層を作るので断熱効果が若干良くなります。もっと手軽には雑巾で塗り広げるだけのスプレー式もあります。
■『押入れパネル』
床や壁に敷くだけ。床■壁と布団の間に出来る隙間が、空気を流れやすくし、温度差を軽減します。また断熱材を貼るとより効果的です。
※お手軽対策は、結露防止の根本的解決ではありません。結露を軽減するための簡単な方法です。ご了承ください。
※商品の仕様・価格は変更になる場合がございます。ご了承ください。
※工事のお見積もりは、現地を確認させて頂いた上で、提示致します。