■ おうちの梅雨対策は雨水の浸入防止から!
今年も、じとじとジメジメの季節がやってきました。
除湿など室内環境を快適にする方法はたくさんありますが、一番肝心なのは家そのもの。
今一度、梅雨を乗り切るためにおうちの点検をしてみませんか?
おうちの梅雨対策は雨水の浸入防止から!
換気扇を回しっぱなしにする、エアコンを除湿にする、湿気取りを置く、、、。
梅雨を快適に過こす方法はいろいろありますが、家自体が湿気を含んでしまって、場合によっては傷みを生じていることもあります。
その代表が雨漏り!一般的には室内への漏水のことですが、怖いのは、外壁の割れやひび、屋根と外壁の継ぎ目、窓枠周りなどからの雨水の目に見えない浸入です。
気が付きにくい部分なので、重傷になる前に、一度点検しましょう。
「雨仕舞い」を良くする!
雨の影響を受けやすい部分には建築時に予防策がとられていますが、施工不良や、予測のできない不具合から雨水が浸入すると、時問が経過するにつれ、住宅に深刻なダメージを与える場合があります。
そのような大きな問題にならないような雨水の浸入を最小限に抑える工夫を、専門用語で、雨仕舞い(あまじまい)を良くするといいます。今年は雨仕舞いを良くして、家を喜ばせてあげましょう。
「雨仕舞い」 = 雨の浸入を防ぐための建築手段の総称。雨が漏ると「雨仕舞いが悪い」という。
こんな部分が大切です!
①窓枠の接合部
開口部は異なった材料が接合されているため、隙間ができやすい部分。しっかりとした雨仕舞いが必要です。
補修
- ・上下枠部では水切り、左右枠部ではシーリング処理
- ・防水テープ
②外壁のクラック
窓の開閉の振動などによって、窓枠との接合部に生じやすい。また土台や換気口などの接合部分も要注意です。
補修
- ・モルタル吹き付けなど広い面を継ぎ目なく仕上げる
③雨といのズレ・劣化
枯れ葉や土ほこりのつまり、経年劣化による変形によるもの。あふれた雨水が軒天のクラックから侵入することも。
補修
- ・つり下げる部分を増やす
- ・枯れ葉よけネットをつける
④屋根の劣化
最も雨の影響を受けるところ。瓦の割れやズレ、板金の腐食、コケやカビによって水はけが悪くなっている場合も。
注意 高所作業になるので、専門家にご相談下さい。
⑤排水路の点検
見落としがちな部分。枯れ葉や土ほこりがつまって水の流れを妨げてしまいます。あふれた雨水が床下に流れたり、外壁のクラックから染み込みます。
補修
- ・定期的な清掃
- ・周辺の外壁の補修
⑥壁際の接合部
1階と2階の外壁の継ぎ目や、2階外壁と1階屋根の接合部分。板金の水切りによってしっかりと施されていなければならない箇所です。
注意 高所作業になるので、専門家にご相談下さい。