■ 意外と多い 家庭内事故
不慮の事故でなくなった人は、年間約4万人(平成12年厚生労働省統計)に達しています。
その内訳は交通事故が最も多く、次いで多いのが家庭内事故になっています。しかも高齢者の場合、家庭内事故で亡くなる確率は、1万人あたり4.05人。交通事故の3.70人より高くなっています。
特に65歳以上の高齢者では、交通事故で亡くなりより家庭内事故でなくなる確率の方が高いのです。
家庭内で事故が最も多いのは階段!
階段では、乳幼児と高齢者に最も多く事故が起きています。
視力の衰えた高齢者や、子供が会談の最上段、最下段などをハッキリ見分けられるようにし、注意しやすい環境づくりと、階段周辺の事故防止への配慮が不可欠です。
高齢者ほど階段事故での重傷が多くなっています。
階段で事故にあった人の年齢は。0~4歳の乳児・幼児が33.4%を占めて最も多く、65歳以上の高齢者が15.0%と、多くなっていることがグラフをみても分かります。
年齢とケガの程度を見ると、乳幼児の場合は事故発生件数は多いが重傷は3件と少なく、50歳以上になると重傷が37件、死亡事故が6件あり、ケガの程度が重くなる傾向にあります。
■ 階段事故を防ぐには・・・
「滑り・つまずき」が最も多い階段。その原因は・・・
階段の不具合
急勾配で足を踏み外す。
手すりの老化。
滑り止めにつまずく。
照明
夜も昼間も暗くて、全体的に常時暗い。
部分により明暗の差がある。
衣服・履き物によるすべり、つまずき
靴下・スリッパ・ズボンなどの衣服の裾でつまずく。
物の運搬
ふとん・洗濯物・家具などを運ぶ際につまずく。
などなどの原因で、転倒・転落して、打撲・骨折してしまうものです。
(平成11年国民生活センター調査)
■ 理想的な階段とは
新築、増改築、リフォームするときに考えるべきポイント
簡単な工事や工夫で安全性が増します。
例えば、足下灯や手すりを取り付けるなど、安全に配慮した改築を行い、安心して上り下りできる階段にしましょう。
1,段差のあるところは、見分けがつきやすいように色調を変える。
例えば、色を塗る・テープを貼るなどの一工夫を。
2,足元を明るくするために、照明・足下灯などを取り付ける。
高齢者や乳幼児がいる家庭では、人感センサー付き足下灯が安心です。
3,手すりをできれば両側取り付ける。
壁面の下地を確認し、ぐらつきがないように注意して、最上段より長めに取り付けます。
4,滑りにくい床材を選択する。
カーペットは、つまずくことが無いように毛足の短い物を。
5,緩やかな階段に。
践み面(ふみづら)を広くとり、緩やかな勾配になるように、最下段から最上段までの距離が364cm以上になるように。
■ 階段事故を防止するには!
階段まわりに物を置かない!
階段の安全性を見直し、日常的な点検・清掃を心がけましょう。特に、新聞・雑誌などの紙類は踏むと滑るおそれがあるので置かないようにして、整理整頓を。
上り下りに気をつけましょう!
手すりを使い、ゆとりをもってゆっくり上り下りしましょう。特に身体機能が低下した場合は、1段ずつ両足をそろえ(2足1段)で確実に上り下りしましょう。
■ 階段事故を防止するアイテム!
階段手すり
階段滑り止め
安全性とデザイン性を両立した階段すべり止め。
1 汚れにくい!
表面の汚れが付着しにくい硬質ABS樹脂を、エッジ部分にはポリウレタン系エラストマーを使用した複合材で、安全でお手入れが簡単です。
2 環境配慮!
塩化ビニール樹脂を使用していません。
3 はずれにくい!
強力な粘着テープを使用して、はずれにくく、耐久性に優れています。
屋外手すり
段差や傾斜の多い屋外に対応!
高品質
屋外での使用を考慮した高耐候性の材料を使用。
人に優しい設計
季節を問わず握り心地の良い軟質樹脂を使用。夏の暑い日にも熱くなりにくく、冬場でも冷たくなりにくい仕様です。
お手入れ簡単
表面に簿魚性能に直ぐ入れた材質を使用していますので、お手入れも簡単です。